《………で本題なんだが》

全員の目がキングロスを捕らえた。

《さっきの事を見れば分かるが、我々の貴重なミュンの存在が下層部の奴らに知られてしまった。》

キングロスは静がに告げた。


《なんでです?貴方様はそのような不始末起こさないはずでは?》

ユウリスは少しばかり信じられないと肩を竦めた。


《流石の俺でも、東国までは手が行き届かなくてな》

真紅の目が深みをました。


《………で、どう致しましょう?》

《さっきユサにはマジナイをかけた当分向こうはユサに手出しも出来ない。
あちら方の検討はついている2日以内に探し出せ!》


《わかりました》

全員がそう告げると、部屋が一瞬で元に戻った。

しかしそこに彼らの姿はなかった。