翼は鈴を抱き上げてベッドまで向かった

ベッドに鈴を下ろして上から見つめた


長い前髪から覗く左目の青い瞳


月明かりが更にその瞳を輝かせる


あまりにも妖艶な瞳に見つめられ、鈴は引き込まれていった

「鈴…大事にする。ずっと一緒にいて」

「うん、翼 愛してるよ」


「俺も愛してる」


月明かりの中


青い瞳は優しく囁き小さな宝物を両手で包み込んだ