「諦めようかな…」

鈴は無意識に発していた


「鈴?翼をあきらめるの?」


「うん、辛いかな
いつも私を通り越して見ているあの優しい目を見るのが…」

「鈴…知ってたの」

「はは、すぐ分かるよ。辛くってそれ隠す為にケンカ越しになって…悪循環…」