翼は彩花の頭を軽くぽんと手で撫でて玄関を出る


「翼、話がある時間作ってくれ」


海斗が翼に言うと
何も言わずほほえんで翼は首を横に振った


(わかっている、もういいんだ)と



外に止まっている車に3人は乗り走り出した


途中司の家に寄り司を乗せて学校まで向かった


終始前を向いて無言だった翼が話し出した