ずっとリスクを危険を避けて、地味な日々を過ごしてきた。


平坦でいて、平々凡々な毎日を、幸せに感じて生きていた。




自ら望んだ日々を手に入れて、それなりに過ごせていたのに。


平凡かつ穏やかだった良太とは、何故か上手くいかなかった。



いま思えば…、平坦すぎる付き合いだったのかな?




良太に対して、胸を焦がすようなコトもなければ。


別れる時も泣けない、実の無い恋愛だったから…。



願望と気持ちとが、噛み合わなかったのかもしれないね?




私の気持ちはきっと、平平凡凡を望んでいながら。



本心ではどうやら、リスクを求めていたらしい…――