逢いたい時に貴方はいない

何度飲み込んできたかわからない、私の数々の言葉がなかったかのように、私が今までわからなかった事が 苦労も悩みもせず、彼からの言葉で、だんだんと整理されていく。





出逢った キッカケは社長の娘としてだったけど…


ある日を境に
社長令嬢と社員ではなく、
デリヘル嬢と客になった。


彼が遊び半分で呼んだデリヘル嬢が
たまたま啓子ちゃんだった。


そう あの日、私がみた浮気事件の相手は啓子ちゃんだった。


まさか社長令嬢がデリヘル嬢だったなんて思わなかったから彼もビックリしたらしい。


それから、彼と啓子ちゃんは 二人だけの秘密を持つようになった……


啓子ちゃんがデリヘル嬢だという秘密、

そして彼が
社長令嬢を抱いたという秘密だった。


彼が仕事でうまくやっていくには
それは必要不可欠な事だった。


そして彼の存在を男として見た時に彼女は
彼に恋をした。


大人の理由ってやつは時に周りを不幸にさせる。

当たり前だけど
彼は仕事を手放せなかった。

池田さんも同じ。

男の人は
人生の半分を仕事に費やすわけだから、
当たり前なのかもしれない。


そして、
彼は私が好きだったと言った。


好きだから嫌われようとして あんな行動をしていたと言った。


最後に言った
【頑張れよ】の意味がなんとなく、わかった気がした。


私の勘は
それとなく当たっていて少し笑えた……