逢いたい時に貴方はいない

『あの…ピンク色でヒラヒラのついたもんで一番人気あるもんて、なんすか?』

へ……?

ピンク色……

ヒラヒラ……?

……ップッ…

わ…笑っちゃいけな……い。


堪えようとしていたのに 思わず笑ってしまった。


『あ……』

呆然としているその人を見て我に帰る。


「ご…ごめんなさい。
男の人のお客さんが初めてだったもので、まさか、そんな質問をうけると思わなかったから……
本当にごめんなさい。」


その人は、
頭を下げる私に向かって
こう言った。

『男子禁制って、書いてなかったものですから…』


「え…?」


チラッと、目線をあげると その人は優しく微笑んでいた。