ラストの時間を迎えるまで、

店の扉が開く度に
彼が来てくれたんじゃないかって期待しては
ことごとく期待は裏切られた……



そして、私は
暖かいお客さんに祝福されてキャバ嬢人生から卒業した……



キャバ嬢人生ラストの
店の扉を閉め終えるまで期待していたアイツへの思いとは、うらはらに…

アイツは、姿をあらわさなかった。