暖かそうな
ブーツやコートに包まれて、
キラビヤカなイルミネーションに
スッカリと染まっていく頃には


彼からの連絡は、
一週間に一回あれば
いい方だった。


その一回のMailで、
カロウジテ
つながっていられる私と
彼の絆は
誰かが息を吹き掛けたら
切れてしまうくらい
細い糸だった。


そんな状況に私が
絶えられる訳もなく…

私は最終的な
言葉を言ってしまう事になった。


それが、どんな結果になるか
とも予想すらできないくらい…


私は彼しか見えなくなっていた