「私マフラー持ってるし…いらないよ」 本当は欲しかったが、遠慮した。 「マヤに貰ってほしいんだ」 マヤにはその言葉の意味がわからなかった。 ただ単にいらなくなったマフラーをあげたいのか それとも…。 マヤはハルトの顔を見る。 ハルトの表情は変わらない。 ただ前を、どこか遠くを見ていた。