君との期待値


「夏弥から聞いたけど、今日俺のとこ来るつもりだったんだろ」



えっ?



「だから、呼んだ」



それ……だけ?



肩の力が一気に抜けた。



辞めるとかじゃないんだ。



「よかったー」



そうだよね。



よく考えたらさっきの琉花先生普通だったし。



拓真がそんなこと言ったら、私を置き去りにしないで一緒に拓真を説得してるね。



「よかったって?」



私のあまりにも安心した顔に拓真が聞き返す。



「拓真がこんなとこ呼ぶから、部活辞めるのかとおもった」



「籠原、そんなこと気にしてたのか?」



「だってー」



力が抜けて、窓側の拓真の横のソファーに座った。