落ち葉が風で広がる。 掃いても掃いてもなくならない。 めんどくさいけどちょっと楽しい。 なぜなら、毎年恒例の園芸部の焼き芋の材料になるからだ。 楽しみで楽しみでつい顔がにやける。 「きもっ」 すぐ横で赤羽くんが顔をしかめた。 「掃除しながら1人で笑ってるとかマジありえねえ」 「うるさいなあ。赤羽くんは楽しみじゃないの?焼き芋」 ムッとして彼を見上げる。 だって焼き芋だよ。 落ち葉で焼いた焼き芋ほど美味しい物はないよ。 「別に。時間かかるしめんどい」