全部、私のせいだ。
拓真は私の気持ちに関係なく離れてく人じゃないのに。
そんなこと、よくわかってたはずなのに。
「……ごめん、ね」
「籠原が謝る必要ないよ。
全部、俺が悪い」
「拓真は全然わるくないっ」
優しすぎるよ。
いつも他人の気持ちばっか気にして。
「私は、拓真が傍にいてくれないことの方が苦しいよ」
私は立ち止まり、ぎゅっと拓真の手を握りしめた。
「周りとか、私のことなんて気にしなくていいんだよ。
拓真のしたいようにしなよ。
私は傍にいてほしい。
けど、周りに色々言われて私がかわいそうとか、そんなの関係なしに私と距離を置きたいならしょうがないとおもうよ。
それなら私も、もう拓真に戻ってきてほしいとか言わない」

