君との期待値


出来上がった焼きそばをみんなで食べた。



焼くのが相当楽しかったのか、食べきれない焼きそばが鉄板の上に山のように残っていた。



食べ終わった後
お土産にと、崇兎先生がそれをパックに詰めてみんなにくれた。



クリスマスに焼きそばとか……変なの。



「さ、ちゃっちゃと片付けて花火するわよ」



琉花先生が綺麗になった鉄板に近づき、指示を出す。



やけに張り切ってるなぁ。



私も手伝おうと近づくと先生に止められた。



「あ、亜姫と拓真はバケツ買ってきて」



「「えっ?」」



「花火の火を消す為よ。持ってくるの忘れちゃったからよろしく」



琉花先生が私に向かって合図を送るかのようにウインクした。



これは……

気をつかってる?



っていうか、
チャンスをくれた……のかな?