君との期待値


否定し続けていると赤羽くんが立ち上がり、私の隣に座った。



それに合わせて私も彼が座った方に首を向ける。


「ま、どっちでもいいけど」



彼の指が私の顎に添えられ、くいっと顎を持ち上げられる。



「亜姫ってさ、彼氏いたことないだろ」



「はあっ?!」



不敵な笑みを向ける少年に顔が引きつる。



そりゃ生まれた年=彼氏いない歴だけどさ。



そんな男に免疫ない私にこんな恥ずかしいことしないでほしい。



ってか絶対バカにしてるよね。



遊んでるよね。



私の方が年上なのに、赤羽くんの方が有利でムカつく。



亜姫の顔は見事にゆでだこのようになる。