君との期待値


「おっ。そろそろ芋いいんじゃね?」



いつの間にか赤羽くんは落ち葉の中を棒でつついていた。



落ち葉を棒で避けながらアルミホイルに包まれた芋を取り出す。



「ほらっ」



そのうちの一個をタオルに巻いて何故か私に手渡した。



これって……、



「私の分?」



腕の中をまじまじと見ながら質問した。



一番に私にくれるなんて思ってなくて、ちょっぴり感動する。



「バーカ。これは顧問の分。お前渡し行けよな」


「はあっ!?」



私の感動は見事に粉砕。



しかも琉花先生の分を渡しに行けと命令されている。



なんじゃそりゃ。