「何やってんの?」 「か、楓くんっ!」 え………? 突然女の子達の声が変わる。 「あ…あの… 藤沢さんにね?昔の楓くんの事聞いてたの」 「……へぇ」 低い低い…楓くんの声。 それは何とも言えない威圧感があって… 女の子達の勢いがみるみる萎んでいく。 「じゃ…行くねっ」 そう言ってそそくさと行ってしまった。 残された 楓くんと…あたし。 「あり…がと……」 「話してただけなんだろ? なんで礼言うわけ(笑)」 楓くんだ…… あの頃の…笑顔…… きゅっと胸が締め付けられる。