シークレットラブ




私は少し遠くの孝輔さんに軽くお辞儀をすると壱也さんと待ち合わせしている学校の後ろへと向かった。




それよりなんだろうこの人達…




私の少し後ろを歩いている黒いスーツの男の人が4人…




「あの、さっきからなんなんですか!?」




思いきって後ろを振り返り、言ってみると、その人達はかなりびっくりしたようだった。




「これは失礼しました。壱也様のご指示の元、ご婚約者である流依様のボディーガードをさせていただいてます、黒木です。」




「ボ、ボディーガード!?」



なんで!?私が誰かに襲われるわけないじゃない!




丁度その時、一台のベンツが私の横に停まり、中から壱也さんが出てきた。




「流依…って、黒木達、もう見つかったのかよ…」




「はい、すみません。」