シークレットラブ

*流依視点*



「ちょっとぉ!!流依!あんなかっこいい彼氏がいるなんて聞いてないんだけど!」




教室に入り、自分の席に座ると、綾ちゃんがものすごい形相で向かって来た。




「ちょ、綾ちゃん!!声大きいよ!
お昼に話すから。」




まだぶーぶー言ってる綾ちゃんをなんとかなだめ、授業は始まり、あっという間にお昼になった。




「さぁっ!!ちゃーんと、説明してもらいますよー?」



教室で昼食を食べながら、私は全てを話した。




「…………──とそう言うことなんデス…」




ポカンと口を開けて、信じられないという顔をしている綾ちゃんに思わず苦笑いしてしまう。




「な…なんかドラマみたい…」