シークレットラブ




「親父、とにかく今日会わせるから、仕事優先しろよ。」




そうしてなんとか親父は渋々仕事に戻った。




ようやく静かになったか…



俺は仕事に戻りつつも、考えているのは流依のことだった。




俺は小さな頃、何度か誘拐されそうになったことがある。




ただし、その頃にはもう空手、柔道、剣道をやっていたので、なんとかなったが、流依の場合は違う。




俺…秋山コンポレーションに関わりのある以上、流依が誰かに襲われないという証拠はない。




かなり不安なので、流依には4人のボディーガードをつけた。勿論、内緒で。