ニヤリと笑い、私を引き寄せて、顔を一気に近づける。 「違いますよっ!!」 「へぇ〜…ま、いいや。そういや流依、学校は?」 「キャー!!!!どうしようっ完璧に遅刻だっ」 あわててベッドからおりて、壱也さんがどこから手に入れたのか、高校の制服を渡してくれた。 「送ってくから、早くきがえろよ?」 「はいっ!!!」 ほんとは遠慮したかったけど、さすがに走って学校に行く時間はなかったので、素直に甘えることにした。