「壱也さん、お風呂お先にいただきました。」 「あぁ、あがったのか。 あんまり遅いからぶっ倒れてるのかと思った。」 そう言われて時計を見てみると、1時30分をまわっていた。 「えぇぇぇえ!?もうこんな時間… ごめんなさいっ」 「別にいい。」 シュンとうつむいた私を見て、フッと笑った。 「俺は風呂入ってくるから、眠たかったら先に寝ててもいいから。」 「は、はい…」 それだけ言うと、壱也さんはシャワールームへ消えて行った。