よーく考えてみると、お金持ちの壱也さんと一般人の私。 もしかしたら、気まぐれで遊ばれてるだけなのかもしれないよね… 抱かれて飽きたらはい、終わり。 きっと壱也さんから見たら、私はただの暇潰しの道具でしかないんだよね… 小さい頃の壱也さんはもういない… 私は自惚れないように、そう自分に言い聞かせた。 「あがろ…」 考えるのが嫌になり、どれくらいたったかはわからないけど、お風呂からあがることにした。