本気で殴られたのか
亮太の頬は、真っ赤に
染まって、手の形まで
ついていた。


「なんで部活宣伝してるのよ!あれほどしないでと言ったのに」


「いいじゃんか、人数増えてくれたら食べる量結構ヘルシー」


…とぐだぐだ言っていると…


ばっちこーん。


とても痛々しい音が
廊下中を駆け巡り悲鳴が
廊下にいた生徒達の耳に響く。



「…に゙ゃ゙-------!!」

「これ以上人数増えたら、部活なくなっちゃんうんだよ!?」

寂しそうな声で言う美紀。

それに対して俺は、
「だからってなぐんなよ~お前のかなりいたいんだからな!(泣」

ものすごく泣きそう。


「はぁ!?これでも手加減してるんだよ??痛くないでしょ?♪こ・れ・く・ら・い」


お前のその手加減が
ものすごい痛いって
言ってるんすけどね。


「お前の手加減は、手加減じゃない!俺、お前に叩かれるといつも死にそうになるし!!」


今にも逃げたいけど無理ー。


「むむむ!!なんですってー!?私の手加減は、普通じゃないって事かな~?ねぇ、亮太君?♪」


ヤバいぃぃぃい!!
殺される~


「うん♪そー言う事だね!」

ひぃぃぃΣヤバい!!
俺口滑らしたぁぁぁあ!
歯…、くいしばるか。
とか思ってると...


「へぇ。そんな口たたけるようになったんだ??その勇気だけわ認めてやろうじゃないか」


美紀は、殴るのを辞めて歩いて教室に戻って行った。

ん?あれ??
殴られなかった...

って事わ…


俺は、小走りで教室に向かった。

俺、一組なんだけど途中で美紀の居る三組の教室通るんだよな。

俺は、美紀を呼んだ。

「美紀ー」

「んー?どしたー??」


「…今日…」


「今日??今日がどうしたの?」


「…今日、、、さ...」


「今日が一体どうしたのさ!?もう、先生くるんだけど」


「…今日…雨降る...ような気がしないでもない」