「柳下さん、小さいんだから届くわけ無いじゃん。」



そう言って、届かなかった窓を意図も簡単に閉めた。


あたしは、横を見る。


そこには、加藤大貴くんが居た。



「あっ…ありがとう。」



「いえいえ。見てて可哀想だったからね。」


そう言って、他の窓も全部閉めてくれた。



あたしの身長は、低くって147㎝。



加藤大貴くんの身長は多分、170㎝くらい。


だから、意図も簡単に閉めてくれたんだ。