「ハイ。女子プロレスってわかりますか?
詳しい説明をするよりも、今日の夕方6時から、
試合があるので見に来て下さい。」



大嶋は、杏とゆずきに説明をして、



二人に特別リングサイドのチケットを渡して、



駐車場に停まっていたバスに乗り込んだ。



大嶋の後ろを、



まるで金魚の様について歩いてる女の子が、



バスに乗り込むさい、



軽く頭を下げた。



杏とゆずきも、



おもわず頭を下げた。