ちなみに今日は春らしく桜色のドレスだ。
ピンクなんて間違っても着ない色だけに頭の中がお花畑状態になりふわふわとした気分になって、

「やっぱりピンクだと今ひとつ締まらないわ」

「そうですか?こちらのドレスもよくお似合いですよ」

白のパンプスは靴擦れを作ったものと同じものだが、さすがに私の足の方の皮膚が強くなり、もう靴連れはしっかりと直っていた。

「ピンクよりはオレンジの方が好きだな。だってなんかおいしそうじゃない?」

「今朝はオレンジジュースをご用意いたします」

そうぢゃないって・・・