でも、まぁ･･･智子ならきっと･･･と思ってtelすれば折り目正しい挨拶に智子はいつでも智子だとほっとするも束の間･･･

｢これからお花のお稽古とお茶のお稽古。夜には舞踊のお稽古にまいりますの｣

密かに努力を怠らない純和風少女のお稽古レパートリーに感動してしまう。
ちょっとプライドが高くってとっつきにくそうな感じがあったものの、あのテストで問答無用の主席の座を捕獲した私を一目置いて、と言うか認めてか少し心許してくれたのは気のせいじゃないと、電話しても出てくれる所に思わず笑みが零れるのは仕方ないだろう。