ギュスターヴはどこからか女用のマントを持ってきてくれてたので、城の外に出る前に羽織り、お礼を言った。 そのまま馬舎まで連れていかれ、馬を前にムリムリと首を振った。 大きな馬を見て、そばに寄るのも怖じけずいた。 「私は馬に乗れません!!」 「馬にも乗れないのか、家庭教師が聞いてあきれる。」 チータ顔のギュスターヴは、明らかに侮蔑した声で馬の上から見下げている、 くわぁ〜、ショックでなんだか感情が麻痺してたけど、段々周りが見えてくる。 ギュスターヴ、ムカツク。