才女はただ地を這う

「恥ずかしいって……裸見せるわけじゃないんだから。体育とかでいつも見てんじゃん。それに、傷んとこが擦れて痛いからブラジャーじゃなくてTシャツだし」


いや、それはそれで。


……いかんいかん、何を考えてるんだ私は。
名誉のために断っておくが、私は別にレズビアンでもロリコンでも制服フェチでもない。
なんというか、服を脱ぐ仕草にたまらなくエロスを感じてしまうのだ。言うなれば脱衣フェチ。私好みの年下でやんちゃな男の子が服を脱いだ瞬間二の腕の擦り傷なんかが見えた日にはそりゃ堪りませんがまあ同性とはいえ詩織の未発達な胸とかうひゃひゃひゃ


「……トンちゃん、よだれ。ちょっと本気できもちわるい」


詩織がじとっとした視線を横目で送りながら、私にブレザーを投げ返す。


「ご、ごめん」


「……まあいいや。見て、ここ」


詩織がTシャツの襟元を捲って左肩を見せる。


それは一見するとただの擦り傷に見えた。傷口は直径4、5センチくらいで、かさぶたになって日が浅いようだった。