『あ、私はパンだからいらない』
優は詩織のありがたい申し出をやんわりと断り、大関格のチーズカレーパンをエロい指遣いで口に運ぶ。
『じゃもーらいっ』
すかさずおこぼれにあずかった私を冷ややかな視線で見つめる優。
『食欲無いんじゃなかったの?』
『食い意地はあるの』
『屁理屈ヤギ』
『ま、まあまあケンカしないで』
段々声のトーンを下げていく私と優を制止するように詩織が割って入る。
入学間もない頃、なかなかクラスに馴染めないでいた詩織を私が誘ってから二週間余り。私達三人が昼休みに机を囲むのはごく自然、当たり前の光景となっていた。
幼稚園来の腐れ縁の優とは、気を許し合うあまり他人からは常に一触即発の空気に見えるらしい。男同士の友達ならまだしも、女二人がギリギリの冗談で挑発し合う様は心臓に良くないそうだ。まあ実際何度も喧嘩になっているのでその心配はもっともと言えばもっともなのだが。
優は詩織のありがたい申し出をやんわりと断り、大関格のチーズカレーパンをエロい指遣いで口に運ぶ。
『じゃもーらいっ』
すかさずおこぼれにあずかった私を冷ややかな視線で見つめる優。
『食欲無いんじゃなかったの?』
『食い意地はあるの』
『屁理屈ヤギ』
『ま、まあまあケンカしないで』
段々声のトーンを下げていく私と優を制止するように詩織が割って入る。
入学間もない頃、なかなかクラスに馴染めないでいた詩織を私が誘ってから二週間余り。私達三人が昼休みに机を囲むのはごく自然、当たり前の光景となっていた。
幼稚園来の腐れ縁の優とは、気を許し合うあまり他人からは常に一触即発の空気に見えるらしい。男同士の友達ならまだしも、女二人がギリギリの冗談で挑発し合う様は心臓に良くないそうだ。まあ実際何度も喧嘩になっているのでその心配はもっともと言えばもっともなのだが。


