「美羽の好きはライクだけど、俺の好きはラブなの。」


ラブ…Love!?




「俺はー、美羽といつも一緒にいたいし、他の男子とはイチャイチャして欲しくない。付き合いたい。」


「なんか願望…ばっかじゃん。」


「好きってのはそーいうことなんだよ……まぁ…急にそんなこと言われても、困るだろうけど…」


「うん。」


「即答かいっ!…はぁ…まぁ…いいか…とりあえず、俺は美羽のこと好きだから。一応頭ん中入れといて。また今度キチンと告るわ。」


「わ、わかりました…」


「じゃあな、お先。」



ジョーは座っていた机の上から降りるとあたしの頭をポンっと軽く叩いて教室から出て行った。











「そっか……」



ジョー…


あたしのこと好きだったんだ…



知らなかった…


長い間ずっと一緒だったのに、


全然わかんなかった。



好きな人に好きって分かってもらえないって…



きっと、


悲しい…よね。




ジョー…


気付いてあげられなくて、ごめんね。