「ホンっトお前ニブくてイヤんなるわ…」







カッチーン！





「ニブイニブイってさぁ～…みんなしてなんなのっ！！あたしエスパーじゃないし！感じ取るとかできないしっ！言ってくんなきゃわかんないしっ！！怒りたいのはこっちだっつーの！はんっ！」



あたしは思い切りじだんだを踏んだ。




ジョーもシオちゃんもニブイニブイってバカにしてさぁ～！


言葉にしてくんなきゃわかんないことだってあるじゃんか！


イライラするのはこっちだよ！


あたしに空気を読み取れっていう方がムリなんだよ！




……まぁ…開き直りだけどさ。




「そんな怒んなくても……」


「だってジョーだって怒ってんじゃん！一緒だよ！」


「お前と一緒にすんなっ。も～…俺は怒ってんじゃないの。」


「………えっ？そーなの！？」


「さっきからそう言ってんじゃん！俺は怒ってんじゃなくて、あー…なんつーか…やいてんの！」


や、やく…？