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季節はめぐり、

また暖かい春がやってきた。



「おっはよー☆」


「あぁ美羽、おはよ。今日はやたらテンション高いね。」


「へへー☆さすがシオちゃん!わかるー?」


「わかるわかる。どーせまた遥先輩関係でしょ?」


「ぐふふっ☆」


「気持ちわる!」


「今日ねー学校終わったら遥先輩とデートなんだっ♪デ・エ・ト!」


「あっそ。」


「あっそ…って興味なし!?」


「しかし遥先輩も物好きだね、美羽と付き合うとは。」


「ちょ!物好きって…遥先輩に失礼でしょ!」


「え、怒るとこソコ!?」




あたしの名前は


香月 美羽


高校3年生。


あたしには1つ年上のカッコいい彼氏がいます。



中学の頃からずっと憧れてた先輩。


去年卒業しちゃったので学校では会えないのがちょっと悲しい。



「相変わらず脳天気だな、お前は。」


「ジョー!」