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数日後。


あっという間に先輩とのデートの日になってしまった。


先輩と話す機会は何回かあったのに…


全然聞けなかった。


てか聞けるワケないじゃん!



恋クンの言う通り、そんなことが事実だなんて120%で信じたくなかった。



なんであたし恋クンが神様だなんて知っちゃったんだろう…



知らなければ何も変わらずに今まで通りで、例え先輩が死神でも知らないまま……知らないまま死ぬことが出来たのに。





……いや…





死にたくないよ!






先輩のこと好きだけど…







でも死ねません。




どうしたらいいんだろう…





「わかんないよ…」





そのクセ浮かれて気合い入れて準備してるあたしってなんなの!



ばっちりワンピースに、髪の毛はふわふわパーマ、化粧もバッチリ!


………泣けてくる。