同居ゲーム

ややあって、海斗が口を開いた。



「さっきはゴメン。」


「え?」


「叔父さんが。」



ああ、海斗の叔父さんか。



「ううん、それより大丈夫なの?」


「何が?」


「海斗、叔父さんの許可出てないんでしょ?
帰らなきゃいけなくなるの?」


「まさか。
帰らないよ。」



寂しい、と訊かれあたしは頷いた。



「行っちゃやだ。」


「行かないよ。
大丈夫。」



可愛いなぁ、もう。と呟かれ、あたしは自分の発言に赤くなった。



あたし、何恥ずかしいこと口走ってんの!?



顔が真っ赤になるのも恥ずかしい。



「もう、やだ〜…。」


「いいじゃん、見るの楽しいんだけど。」


「こっちは恥ずかしいの〜。」



穴があったら入りたい。



即入りたい。



「由宇希、そういうとこあんまり見せてくれないからさ。
たまにだと尚更可愛いよ。」


「ホント、なんで海斗はそういうことさらっと言えるの?」