同居ゲーム

それを返事と解釈した海斗は手を止めないまま口を開いた。



「あのさ、美喜さん。」


「何?」


ヒーターの前で伸びをしながら、美喜さんは顔だけこっちに向けた。



「俺達、ホントに付き合ってる。」



海斗が今日の天気を告げるような軽い口調で言ったからか、美喜さんは飲み込めていない。



「海斗〜。」



服の裾を引っ張る。



「ん?」


「美喜さん、ポカーンって…。」


「う〜ん。」



困ったように唸る海斗。



あたし達はじーっと美喜さんの反応を待った。



「マジで?」


「「……うん。」」



普通のリアクション。



一先ず少しホッとした。



「なんか、そんな事だろうと思った。」


「バレバレ?」


「う〜ん、海斗が。」


「俺!?」



驚いた海斗がフライパンをガチャンとぶつけた。



「あんたが由宇希を見る目、ヤバかった。」


「そうだったんだ。」



思わず海斗を見上げる。