そして今。
海斗はあたしより早く起きて、部屋を暖めておいてくれてあった。
心配で眠れなかったあたしにはありがたい。
最近は朝方はよく冷えて、体のダルさが取れない。
みんなのそのそとリビングに集まって、この状態に。
海斗はもう学校へ行かないつもりだろう。
今までパジャマでリビングに出てきた海斗を見たことがない。
岩谷さんもコンタクトしてないし、美喜さんも休むだろう。
あたしも、とてもじゃないが学校には行けそうにもない。
「コーヒー淹れてきます。」
何かしていないと、落ち着かない。
あたしの後を美喜もついてきた。
「手伝う。」
「どうも。」
短い会話で終了。
黙ってコーヒーを淹れた。
「由宇希。」
「はい?」
ギュッと、美喜さんが後ろから抱きついてきた。
「こういうの嫌だね。」
「うん。」
不安でたまらない。
あたし達はしばらくそうしていた。
マグカップを4つ持って戻る。


