同居ゲーム

「別に悪い意味じゃないよ。」



唇を尖らせると、クックッと笑いながら、わかってるよと言われた。



「わかってるの?」


「からかった。」


「もう、拗ねるよ?」


「いいよ、放っとくから。」



立ち上がりながら、「ほら行くよ」と子どもに言い聞かせるような口調で、海斗はあたしを振り向いた。



「はい。」



帰ってきたときの気の重さはどこへやら。



打って変わって穏やかな気分で、あたしはリビングに向かった。