「さて。
あたし行きます。」
「おう、じゃあ。」
手を上げて、岩谷さんはテレビに視線を戻した。
むんと蒸し暑い廊下に出る。
ああ、暑…。
でも海斗の部屋までの我慢!
部屋が涼しいことを願う。
そしてドアの前で深呼吸。
よし。
コンコンと軽くノックすると、はーいと声が返ってきた。
「海斗〜。」
顔を覗かせると、どうしたの、と笑われた。
「入っておいでよ。
なんか話あるんでしょ?」
「うん。」
失礼します、と声をかけ、海斗が座っている勉強机のそばに座る。
「なんで床に座るんだよ。」
呆れ気味に笑って、自分も床に座ってくれた。
「で、どうしたの?」
「うん、あたしの友達カップルがね。」
今までの彩華達のことを出来るだけ詳しく話す。
「で、今ちょっとゴタゴタしてる。」
話を締めると、しばらく待ってと合図があった。
コチコチと掛け時計の音が部屋に響く。
そして、リビングから央の声も響いてきた。
そして、悲鳴を残して急に静かになったのはどうやら美喜さんに沈められたか。
耳を澄ませて緊張をほぐしていると、ふいに海斗が口を開いた。
「それはさ。」
「うん。」
「もしかしたら別れる寸前ってことなんじゃないかな?」
「えっ。」
嘘!?
確かにギクシャクしてはいたけど…。
あたし行きます。」
「おう、じゃあ。」
手を上げて、岩谷さんはテレビに視線を戻した。
むんと蒸し暑い廊下に出る。
ああ、暑…。
でも海斗の部屋までの我慢!
部屋が涼しいことを願う。
そしてドアの前で深呼吸。
よし。
コンコンと軽くノックすると、はーいと声が返ってきた。
「海斗〜。」
顔を覗かせると、どうしたの、と笑われた。
「入っておいでよ。
なんか話あるんでしょ?」
「うん。」
失礼します、と声をかけ、海斗が座っている勉強机のそばに座る。
「なんで床に座るんだよ。」
呆れ気味に笑って、自分も床に座ってくれた。
「で、どうしたの?」
「うん、あたしの友達カップルがね。」
今までの彩華達のことを出来るだけ詳しく話す。
「で、今ちょっとゴタゴタしてる。」
話を締めると、しばらく待ってと合図があった。
コチコチと掛け時計の音が部屋に響く。
そして、リビングから央の声も響いてきた。
そして、悲鳴を残して急に静かになったのはどうやら美喜さんに沈められたか。
耳を澄ませて緊張をほぐしていると、ふいに海斗が口を開いた。
「それはさ。」
「うん。」
「もしかしたら別れる寸前ってことなんじゃないかな?」
「えっ。」
嘘!?
確かにギクシャクしてはいたけど…。


