「瀬戸~瀬戸秋良~いないのかぁ~」



パタパタ



ゴンッ………


「何してんだよ!?」

「だって扉が開いてなかったんだもん!!」

「バカかっ!?手動だぞ!!自分であけろ!!」


「そんな言わなくたっていいじゃん。あ~ぁおでこ痛い(泣)」


「ほら見せてみろ。赤くなってんな後で保健室行くぞ」


「うん」



と、扉の向こうから聞こえる会話





ガラッ



「すいません秋良のせいで遅刻しました。」


「違います!!あおがバスで寝たからです!!」


「俺は寝るからお前に起こせって言っただろ!!なのにお前まで寝るから終点まで行ったじゃねぇかよ!!」


「昨日あおがDVD見ようって言って遅くまで観てたからあたしも眠かったの!!」


「とりあえずそこまで!お前らはふたりとも遅刻!!」



「「えーっそんなぁ」」