指先からの恋物語




「優真 知ってんの?」


「まぁ 少しな・・・」


「どういう関係だったの?」





田中が俺を軽く睨んでいる


おそらく田中は勘ずいてるのだろう




「・・・昔の彼女」





バチン!


「痛って・・・」


「ふざけないでよ!!
 やっぱりアンタが関わってんじゃん
 アンタがちゃんとした別れ方してないんじゃないの!?」


「おい・・・唯奈
 落ち着けって」


「怜は黙ってて
 あたしは親友を傷つけた人は許せないの!」


「わかったから 
 唯奈の気持ちはわかったから」







ジンジンとする左の頬

一瞬のことで何が起きたか

あまり理解出来なかった



でも俺は 田中にビンタされた






「優真 確認してみんのが一番じゃね?」


「・・・だな」


「・・・うっ・・ぐすん・・・」


「ゴメン・・・田中」


「・・・あたしも
 叩いたりしてゴメンナサイ」


「よし!
 早速3年のとこ行くか」


「あぁ って今から授業じゃね?」




ニコって笑う怜


「そんなの関係あると思う?」


「クスッ ねぇな♪」


「そういうこと♪」




俺と怜は教室を出ようとした



ーそうだ!


「なぁ 田中」


「何?」


「葵なら屋上にいるってさ
 行ってやって 親友ならさ」


「わかってるわよ!
 教えてくれて ありがとう」



少し微笑む田中

よし 行くとしますか


愛原 羽音のところへ