眠り姫に100万回のキス☆2



「もう疲れちゃった…」




俺の方に向いてるけど、遠くを見ている。

そんな目だった。



そっと、姫に手をのばした。


パシッ…

だけど、姫が拒否をした。




「あたしわからないよ…桜庭の婚約者も、桜庭自身も…」




その言葉は消えるように小さかった。