眠り姫に100万回のキス☆2



あたしが何も言わないでいると




「今度、取引先の方が来るパーティーが開かれる。そこに、奏斗の婚約者も来る」




桜庭のお父様が言った。



え…?

あたしは動けなかった。


だって、この指輪…




「奏斗は大会社の次期社長だ。悪いが、君と奏斗ではダメなのだよ」


「……」




あたしは左手の薬指に触れた。