眠り姫に100万回のキス☆2



「あたし、あなたが少し羨ましいって思った」




美沙子さんが言うその言葉…


あたしが?


羨ましい?

…よくわかんない。




「どうしてそう思うんですか?」


「あたしにとって、結婚は与えられたもの。決められていることだからそこに『好き』とか『愛』なんてないの」


「決められたもの…」


「あなたが倒れたあの日、あたしと奏斗とお互いの両親も一緒に食事をする予定だった。電話がきて…それで奏斗は食事の席を飛び出していったわ。あなたの所に行くためにね」




うそ…


そんな大事な席を…?