「それに最近バイト始めたみたいでね、」 どんどん、あたしの知らない圭になっていく。 「夜も遊びに行くことが多くてね、」 圭のことを、圭以外の人から聞くようになる。 「彼女、佳奈ちゃんっていう子なんだけど、」 なんだかやっぱり寂しくて あたしたちはもう、"仲良しの幼なじみ"じゃないのかなって思った。 「バイクの免許欲しいみたいで、」 おばさんの話も二割ぐらいしか耳に残らなかった。