「そのマスターが危ないんじゃん…」 「ん?なにっ?」 「なんでもねぇ―っ」 そのマスターが俺の不安材料になってるのを、早苗は全くわかってない。 マスターだけじゃなく、そこの店はイケメンしか採用しないって噂で……。 だから働いてるのは二枚目ばっかり。 ほんと、もっとましな所で働いて欲しかった…。