5階について、インターホンを押す。 ピンポーン……ピンポーン…… 「はぁぁい」 「よっ、氷雨~サンキューな」 ゆっくりと開かれたドアの先にいたスウェット姿の氷雨を押しのけて、こたつに直行した。 冷えた足先が、こたつの熱でジンジンと痺れる。