「500円………」 大きな手のひらの真ん中にちょこんっと乗っかったピカピカの小銭。 「10万か………」 手元に残されたわずかな貯金の金額…。 そして、 「なんだよーっ、幸太郎(コウタロウ)どうかしたのかよ」 登校途中の小学生共にいじられる俺。 俺の名前は、ボンビーメン………(あっ懐かしい)じゃなくて 「さ・な・だ 幸太郎さんだろっ」 そう、真田 幸太郎。