わたしと幼なじみ達

★圭 story



今日は安西が自分の部屋に戻る日♪





良かった。




また、姫と暮らせる!!





と、思ったのに…

「あたし…圭くんが好きなの!!桜井さんより好きなの!!」




なに言ってんだ、安西は。




「なに、言ってんの?姫は俺の事そーゆーふうに見てない。でも俺は姫が好き。だから、ごめん」

「…わかった。さよなら。」





出ていく間際、


「でも、桜井さんは来なかった。あたしの勝ちよ」


って、安西が言ったように聞こえた。




…気のせいか。




それから、しばらくした時珍しく愛羅から電話がかかってきた。





「もしもし?」

『あ、圭くん?姫いるー?』

「いや、てゆーか入…」

『じゃ、圭くんでいいやー!告白どーだったの?』

「は?」




意味不明。




姫は入院してるから、いなかったら、大問題だろ?




でも、愛羅は落ち着いてるし。




しかも、なんで安西が告白した事しってんだ?





『だからぁ、どっちをOKしたの?あ、もしかしてテレてるー?恥ずかし…』

「だから、なんのことだよ?」

『え?もしかして、姫そっちに行ってないの!?』





電話の向こうで「なんやて!?」って、聞こえた。




『えー、なになに、どうしよー!!愛羅なにすればいーのー!?』

「愛羅、落ち着け。純がいるだろ?代わってくれ」

『…圭か?』

「どーゆーことだよ!!説明しろよ!!」

『せやな。もう、言わな…実はな…』